結石が治って約3週間後の話
こんにちは、美波です。
先日は人生2度目の尿路結石についての闘病記を記事にしました。
3段階の痛みがあったことや、とりわけ最終段階の排泄障害の部分が辛かったことなど、ほぼリアルタイムでご紹介しました。
排石までが比較的長かったことが不安だったため、その症状をお伝えすることで、同じく長めに闘病されている方の一つの指標になれば、と思って記事にしたわけですが、今回はそれから約3週間後のお話です。
職場でまさかの血尿
結石も排石され、比較的平穏に過ごしていた11月も末のある日のこと。排泄時の痛みの記憶もかなり薄れてきたこの日、トイレ休憩で用を足していた私は、排泄された尿に異変を感じました。
「…あれ?なんか、赤くない?」
便器に当たる自分の尿が、濃いを通り越して赤い気がするのです。
この前結石は治ったはず。じゃあこの赤い尿はなに?と、内心パニックに。見間違いや、一過性の軽微なものを信じて何度かトイレに行くも、尿は相変わらず赤いまま。
結石じゃないなら原因は?と、インターネットで検索するも、何やら恐ろしげな病名が目に付いて更に不安になるという悪循環。幸い痛みは全くないので、とにかく一晩寝て様子を見よう、ということで、その日は早めに就寝しました。
翌日の尿
で、翌日。一過性のものであって欲しい、と、祈るような気持ちでトイレへ。排泄後、便器を確認すると…。
昨日よりも真っ赤な尿が便器に溜まっていました。パターン赤、異常アリです。
ここで泌尿器科の診察を決意。かかりつけ医もなかったので、仕事終わりに飛び込みで病院へ向かいました。
結石完治から僅か3週間弱の出来事。心の休まる暇がない、とはこのことです。
原因が特定されることへの恐怖
というわけで病院へ。ネット(主にグーグル)の口コミで評判の良さそうな病院を受診することにしました。
グーグルは、良い評価も悪い評価も(他サイトに比べれば)包み隠さず書いてあるようなので参考になります。
病院までの道すがら、原因特定への葛藤のようなものをずっと考えていました。原因が分かれば最適な治療が受けられる、というのは頭では分かっているものの、その病気が身に余るような重病だったら、自分は向き合って闘うことができるだろうか。向き合えないのなら、騙し騙し生きていくほうが、気が楽なんじゃないのか、とか。大袈裟な、と自分でも思うのですが、大なり小なり、身体に異常を覚えた人なら考えたことがあるのではないでしょうか。
重い足取りで歩くうちに、目的の病院へとたどり着きました。予約なしの飛び込みでの受診だったため、待つこと1時間強、ようやく先生の診察が始まりました。
病名はまさかの「尿路結石」(3週間ぶり3度目)
検査ではまず尿検査で尿の状態を確認されました。そこで医師から「赤血球がかなり多いので血尿に間違いないが、白血球が正常なので感染症ではない。」との診断が。続けてエコーとレントゲンによる検査を受けました。
ネットで調べていた際に、重病の場合はエコーで判明することが多い、と書かれていたので、エコー検査があったことにまずは一安心。以前内科を受診した際は尿検査とレントゲンのみだったので、改めて専門医の心強さを感じました。
それぞれの検査後、すぐに医師からの診察へ。その結果、エコーによる異常は検知されず、レントゲンにて腎臓に2ミリ程度の石があることが分かり、ここに来て結石の再発であることが判明しました。
医師からは、大きくないので高確率で自然に排石されるだろうことを診察いただいたうえで、漢方薬を処方され、経過観察のため次回の診察予約をとって病院を後にしました。
人生3回目の結石罹患だった
なんということでしょう。原因は結石でした。ほんの3週間前に完治したところだったので、完全に他に原因があると思っていたところ、結果はまさかの結石の再発。
第1段階の悶絶するような背中の痛みがないので分からなかったですが、まだ腎臓の出口付近にあるのがレントゲンで確認できたため、転がり方によってはこれから痛むこともあるそうです。
心構えをして耐えられるものではない痛みを予言されるとか…なんの罰ゲームでしょうか。本当に辛い。。
とはいえ、原因を特定してもらって、得体の知れない不安は解消されました。ネットの評判通り頼れる優しい先生だったことも、心の支えになったことは間違いありません。エコー検査で、腎臓・膀胱ともに綺麗な状態であると診断されたことで、変な心配をせずにいられることも本当にありがたい。やはり闘病に対しては、頼れる専門家の存在が大きな拠り所になる、と実感した次第です。
結論:結石は間を置かずに再来することがある!
ということで、記事を書いている現在、人生3度目の結石闘病中なわけですが、結石は立て続けに症状が現れることがあるようです。体内に石を複数持っている人の話はよく聞きますが、こんなに短い間隔でやってくるんだなぁ…というのが今回の発見です。
水分を多めに摂るように、との指導もありましたので、前回同様たくさん水分を取って、1日も早い完治を目指したいと思います。
皆様も日頃から予防に努めて、一度治っても慢心せぬよう、ご注意ください。闘病時の余計な不安は専門家に預けて、せめて気持ちだけでも楽になりましょう。